クリアケースの特徴
クリアケースは、PETや塩ビ(PVC)の素材を使用し、CADデータを基に作成した木型に合わせて切断、穴開け、折り曲げ加工を行うことで形を作り出します。このため、デザインデータを工夫することで、商品にぴったり合った形状のケースを作成できます。
フタは一般的にキャラメル式ですが、底部分は用途やコストに応じて、作業性や耐久性を考慮した地獄底式やワンタッチ底式なども選べます。また、PET・PP・PVCなどの素材を使用し、透明度や目的に合った材質を選べます。製造は1,000枚から対応可能です。紙台紙と組み合わせることで、量販店やDIY向けの商品パッケージも作成できます。
透明素材を活用した印刷サービス
透明な素材である、PET・PP・PVC(塩ビ)などを用いたクリアケースは、中味の商品が見えるため、店頭陳列や展示など様々な形状に用いられます。また、ロゴ印刷や説明文などのオリジナルデザインを、オフセット印刷・シルク印刷・泊押しで作製することも可能で、自社だけの特徴を全面に押し出した紙袋にすることも出来ます。
取り扱いしているクリアケース製品
当社では、キャラメル式、ワンタッチ式、地獄底式など、用途に合わせた様々な形状のクリアケースを取り扱っています。複雑な形状のゲス作成などにも対応し、商品を圧迫せずに適度に押さえる設計が可能です。さらに、吊り下げ穴や印刷、特殊な仕切りを追加して、商品の魅力を引き立てる最適なパッケージを作成します。
クリアケースの既成品対応・有り型見積もり
クリアケースは常時在庫の既成品はございませんが、有り型を利用し型代不要にてご希望数量で製造することが可能です。
有り型での製造の場合は、形状図面を参考に商品を入れる部分のサイズ(図面中の、D・W・Hのサイズ)をメール・FAX等でご連絡頂けましたら、近いサイズの製品をお見積もり致しますので、お気軽にご連絡下さい。
クリアケースのサイズ
クリアケースはW巾とD奥行きの2辺合計44mm~/W最小22mm以上/D最小11mm以上/H高さ60mm~700mm、W巾とD奥行きが小さい場合はH30mm~も可能/原反の厚み0.25mm~0.5mm※形状によってサイズ厚みの制約が出てきます。
オリジナル企画品ではその間で自由なサイズの指定が可能です。
クリアケースの素材
クリアケースは、ポリエチレンテレフタレートと呼ばれるPET、またはポリ塩化ビニールと呼ばれるPVCを使用して作成されることが大半です。しかしPETの中には高機能なものもあり、用途やコストに合わせて選択することが可能です。
- PVC(塩ビ)素材
- 丈夫さと傷の付きにくさを重視した一般的な塩化ビニール
元々は一番安価な透明素材でした。現在ではA-PETとの価格差は逆転しています。 - A-PET素材
- 一般的で低コスト耐薬品性を備えた
クリアケースとしては一般的に用いられる素材で、その分低コストになっています。最近ではPVCとの価格差が逆転してお安くなっております。
PVCに比べ、有害ガスなど環境面でも優れています。 - PP素材
- 丈夫さと軽さを重視した素材
ポリプロピレンと呼ばれるPPは、比重が低いため、同じ厚さだと軽くできます。また熱や折り曲げにも強い素材です。少し柔らかく、透明度が落ちます。
クリアケースと台紙の組み合わせ
クリアケースを紙の台紙と組み合わせることにより、透明なクリアケースの内側にいろいろなデザインを入れることが出来ますので、手に取ったお客様への商品訴求力の高い、量販店・DIY向けのパッケージにすることが出来ます。当社は台紙などの印刷製品を得意としておりますので、クリアケースの形状と台紙のカラー印刷デザインの相乗効果でより訴求力の高い、オリジナルデザインのパッケージにすることも可能です。