ブリスターパック(ブリスターケース)とは?
ブリスターパック(ブリスターケース)は金型に合わせて真空で引くことにより形を作り出しますので、型のデザインを工夫することで品物の形に合わせた形状のブリスターパック(ブリスターケース)にすることが出来ます。
成形の形状を変えることで、三方曲げ式(スライド式)ブリスターパック、嵌合式(かんごう式)ブリスターパック、接着式ブリスターパックなど、様々なパッケージバリエーションを作り出すことが出来ます。
このページで主として紹介しております三方曲げ式は、スライド式ブリスターパックとも呼ばれ、両サイドと底を折り曲げ加工し、台紙をスライドさせて入れ、ホッチキスやテープで固定する形状にしたものです。
PET、PVC(塩ビ)などの材質にて、透明度、目的に合った材質を選んで、小ロットでも製造が可能です。コートボールの台紙と組み合わせることで、中の商品の形に合わせた、量販店、DIY向けのブリスターパックパッケージを作成することができます。
スライド式・かん合式の違い
スライド式ブリスターパック背面に台紙をスライドして入れるタイプ。三方曲げ式(スライド式)ブリスターパック | |
かん合式ブリスターパック |
ブリスターパックの用途
大きさも小さな物から大きな物まで汎用性があり、ルアーや浮きのような釣具類や、モデルガンのようなホビー関連、文房具類、ペンチ、ニッパー、ドライバーなどの工具類、自動車やオートバイ、バイクなどの部品類など、ブリスターケースは幅広い用途によく使われています。
ブリスターパックの主な形状
ブリスターケースはPETやPVCを用いた透明なパッケージで、中味の商品が見えるため、陳列棚用の吊り下げ穴を開けて、店頭での陳列に用いられることが一般的です。中味の商品のサイズに合わせて、直方体状や半円柱状、棒状など様々な形状で幅広く用いられています。
ブリスターパックのサイズ
PETやPVC(塩ビ)を真空引きした後に折り曲げ加工するため、1辺50mmほどから、300mmほどまで(奥行きは80mmほどまで)の間で作成可能です。オリジナル企画品ではその間で自由なサイズのブリスターケース指定が可能です。
ブリスターパックの素材
ブリスターケースはPETまたはPVCを使用して作成されることが大半です。しかしPETの中には高機能なものもあり、用途やコストに合わせて選択することが可能です。
- PVC(塩ビ)素材のブリスターケース
- 丈夫さと傷の付きにくさを重視した一般的な塩化ビニール
元々は一番安価な透明素材でした。現在ではA-PETとの価格差は逆転しています。 - A-PET素材のブリスターケース
- 一般的で低コスト耐薬品性を備えた
ブリスター ケースとしては一般的に用いられる素材で、その分低コストになっています。なので最近ではPVCとの価格差が逆転してお安くなっております。
PVCに比べ、有害ガスなど環境面でも優れています。
有り型を利用すれば金型代不要の場合も
ブリスター パックの有り型を利用し金型代不要にてご希望数量(1,000枚~)で製造対応可能です。
有り型での製造の場合は、形状図面を参考に商品を入れる部分のサイズ(図面中の、D・W・Hのサイズ)をメール・FAX等でご連絡頂けましたら、近いサイズの製品をお見積もり致しますので、お気軽にご連絡下さい。